年賀状のかわりに喪中はがきを出すがいつまで出す?範囲は?マナーは?
2016/12/14
年賀状発売の時期になると、ちらほら喪中はがきが届きませんか?
喪中はがきについて、いざ、出す側になると知らない事や、不安な事が多々出て来ると思います。
実際出す側になって初めてわかる、以外と知らない喪中はがきの疑問を調べました。
年賀状のかわりに喪中はがきをだすけれどいつまで出す?
まず、喪中とは、何でしょか?基本を考えてみましょう。
そもそも、喪中はがきとは、一年以内に近親者に不幸があった場合、
喪に服するために新年の挨拶を欠くことを事前に知らせる挨拶状=年賀欠礼状が、喪中はがきです。
年賀欠礼の挨拶であり、年内(年賀の挨拶を行う新年の前)に届けば問題ありません。
本来は年賀欠礼の挨拶ですが、喪中はがきを受け取った方は年賀状を控える事が多いですので、先方が年賀状の準備にとりかかる前の、11月中旬から、遅くとも12月初旬には届くように出す必要があります。
また、年末に身内に不幸があった場合、急いで喪中はがきを出すのかどうか悩みますよね。
このような場合は、相手がもう年賀状を投函しているかもしれませんから、気を使わせないように喪中はがきは送らず、年末は何もお知らせをせず、喪中になったことは寒中見舞いを出して伝えるようにしましょう。
豆知識:
寒中見舞いを送る際には忌中と松の内を避け、忌が明けてから1月7日以降に送るようにします。
忌明け・・・神道では50日祭後、仏教では49日法要後
松の内・・・元旦から1月7日まで(1月15日までとする地域もある)
年賀状の交換
ご自分も年賀状の用意をしていた場合には、郵便局に喪中になったことを伝えれば、お手持ちのお年玉付郵便はがき等は販売開始日から販売期間終了日までは無料で一般はがきなどに交換してくれます。
寒中見舞いは、年賀はがきではなく普通のはがきで出すものですから、郵便局で交換してもらい、寒中見舞いを作成すれば出費も防げますね。
年賀状のかわりに喪中はがきを出すけれど範囲はどこまで?
喪中・年賀欠礼状(喪中はがき)は、平年は年賀状を交換している人全員に出します。
双方が喪中で、こちらが出す前に喪中はがきを頂いた相手にも出します。
親兄弟や常に交流のある親族には、出さないことが多いようです。
仕事上のお付き合いで故人と面識のない方や、気遣いをさせたくない相手には喪中を知らせずに、平年通り年賀状を送ることもあります。
故人と自分との続柄や、故人と喪中はがきを送る相手との関係を考慮して、必要と思われる範囲に出すようにしましょう。
故人との関係 喪中期間
配偶者、父母 12ヶ月~13ヶ月
子供 3~12ヶ月
兄弟姉妹 3~6ヶ月
祖父母 3~6ヶ月
上記はあくまでも一般的な数字で、実際には故人との付き合いの度合いによっても変わります。
例えば、別居している祖父母が亡くなった場合は喪中としないなど、同居を一つの尺度として重視する人も増えてきています。
年賀状のかわりに喪中はがきを出すにあたってのマナーは?
慶事を避ける意味でのお知らせですから、文面なども、「祝」「賀」「慶」「寿」など、年賀状で使用する、おめでたい文字は使いません。
基本的には「喪中につき、新年のご挨拶を失礼させていただきます」ということを伝えればいいのです。
まとめ
喪中は故人を偲び、いろいろな慶事などを慎んで過ごすものです。
しかし、現在はそう様なしきたりかなり少なくなりつつあり、それぞれの考え方による部分が大きくなっています。
ご自分の気持ちに逆らわないような、そして周りから非常識と思われないような行動で過ごせば特にしてはいけないということもないでしょう。
この記事が参考になれば幸いです。