インフルエンザ予防接種は妊婦に影響がある?妊娠初期や副作用は?
2016/12/27
この時期になると、インフルエンザ予防接種を考えますのよね。
去年までは、何となく予防接種をしていたが、今回、初めての妊娠によって、自分のことよりも赤ちゃんへの影響がとても心配になりますね。
そこで、インフルエンザと妊婦、そして影響について調べてみました。
インフルエンザ予防接種は妊婦に影響があるか?
妊娠中には、何かと気をつけますよね。食事の事だったり、病気の事だったり、考えるときりがありません。特に妊娠中のこの時期に考えるのが、インフルエンザですね。
最近の妊婦へのインフルエンザ予防接種は、推奨されております。
その理由は、妊娠中に免疫が低下するので、インフルエンザにかかりやすくなるためです。妊娠中に予防接種を受けたことで、母胎から抗体を胎児が受け取る事ができ、赤ちゃんは生後6ヶ月まではインフルエンザの予防接種ができないため、必要とされています。
心配される影響については、極めて低いとされております。
その逆に、インフルエンザにかかってしまうと、重篤化するケースが多いと海外の事例では報告がされているくらいです。
WHO(世界保健機関)では、インフルエンザワクチンを優先的に妊婦さんに予防接種の対象とし推奨しています。
○ 海外の事例では、妊娠されている方が新型インフルエンザにり患した場合に、重症化するリスクが高いという報告があり、WHO(世界保健機関)でも妊娠している方をワクチン接種の優先対象としていることなどから、日本でも妊娠されている方々を優先接種の対象としていますが、日本ではそのような重症化の事例は現在報告されていません。(平成21年11月11日現在)
○ 妊娠初期にインフルエンザワクチンの接種を受けたことにより流産や先天異常の発生リスクが高くなったという報告は現在のところありません。
○ 予防接種における有益性と危険性を、ご自身の基礎疾患や出産予定日等を踏まえて主治医と相談した上で、接種の適否とその時期を決定するようにしてください。
○ また、新型インフルエンザワクチンは母乳を介してお子様に影響を与えることはないとされています。
厚生労働省より抜粋
日本もそれに倣い、妊婦さんを優先的に接種できる対象としています。
インフルエンザ予防接種は妊婦の妊娠初期では大丈夫?
厚生労働省から発表もされていますが、インフルエンザワクチンは病原体を無毒化した「不活性型」と言われるタイプを使用しており、医師の判断で妊娠中のすべての時期で摂取することが可能となっています。
インフルエンザワクチンについて
妊娠中の人や授乳中の人へどの週数でも接種できる:
医師の判断によって妊娠中のすべての時期でワクチンを接種できます。
ワクチンの効果の持続:
インフルエンザワクチンは季節性・新型両者とも接種して約2週間後から効果が表れて、5ヶ月間ほど続きます。
ワクチン接種回数は:
インフルエンザワクチンの接種は、現在1回で良いとされています。
(厚生労働省:妊娠中の人や授乳中の人へから抜粋し引用)
インフルエンザ予防接種は妊婦への副作用は
妊娠をしていない場合でも、インフルエンザワクチンを接種したことによる副作用というものがあります。
インフルエンザワクチンの副作用とは
摂取した部分が赤くなる、腫れる、痛くなる
発熱、頭痛、寒気、体の倦怠感
まれにアナフィラキシーショック
接種後30分以内:ジンマシンや呼吸困難
まれにその他の症状もある
上記の事は、妊娠していない人でも起こる副作用です。当然妊婦さんにも起こりえる副作用とされています。
副作用については、妊婦さんがインフルエンザワクチンを接種したことによる流産や先天性異常が起こりやすくなるという報告はないという事を、厚生労働科学研究から資料が発表されています。
まとめ
インフルエンザにかからないためにも予防が大切です。
予防接種も大切ですが、外出時はマスクをする(飛沫感染を防ぐため)、外出後の手洗い、適度な湿度、規則正しい生活をすることで、インフルエンザにかかりにくくなります。
私事ですが、妊娠中はほぼマスクをしておりました。
素敵なマタニティライフをお過ごしください。