風邪のせきが夜だけ出る。なぜ出る?我が家の止める方法と飲み物の紹介
2017/02/10
この季節に限らず、急な夜のせきに大人も、子供も大変困りますね。
私の場合も子供が病院に行ってお薬を処方して飲んでも、咳が夜になるとひどくなって大泣きし、子供も私も寝れなくて大変困りました。
その経験から、なぜ夜になると咳がひどくなる?、我が家の咳を止める方法と飲み物のご紹介いたします。
風邪のせきが夜だけ出る。なぜ?
処方してもらったお薬を飲んでいるにもかかわらず、夜になるとせきがひどくなるには、理由があります。
理由のひとつが自律神経です。自律神経は、交感神経と副交感神経にわかれてます。
交感神経とは、
危険で不安なときにそれに身体を対応させようとする神経。
体を興奮させる神経で、たとえるなら、「お化け屋敷に行って後ろからいきなりワァッ」おどかされた時のイメージですね。
このとき身体はどうなっているかというと、
心臓は、ドキドキしますね。→心拍数は増加、血圧も上昇
鳥肌が立つな、変な汗もかきますね。→立毛筋の収縮、汗腺の分泌活動増加
どこに逃げられるか視野を広く持って瞬時に周りを見渡しますね。逃げるのに備えて空気をいっぱい取り込みます。→瞳孔散大(散瞳)、気道拡張
逃げるのにはエネルギーが必要。→肝臓ではグリコーゲンを分解して血糖上昇
危機的状況になるので食事したりする場合ではない。→消化管運動の抑制、唾液分泌は少なく、膀胱弛緩(尿閉)
副交感神経とは
休日など、午後、のんびり過ごしている時、昼寝をしているときなど。
のんびりしているので、心臓は、→心拍数低下、血圧も下降
空気もそんなに必要ないので、→気道収縮。
光もそんなに必要ないので、→瞳孔縮小(縮瞳)
エネルギーも必要ないので、→肝臓ではグリコーゲン合成して血糖値低下。
そのかわり、交感神経の興奮の時には活躍しなかった→消化管の運動や、膀胱の働きが促進される。
唾液なんて、寝ているとダラ~っとたれる事がありませんか。→唾液腺では、大量の薄い液が分泌する。
自律神経がわかったところで、夜になるとせきが出るのかというと、夜、寝ると副交感神経が働くと言われています。
ところが、副交感神経は筋肉もリラックスさせてしまい、気道を狭くしてしまうのです。空気を吸っただけでも咳が出てしまうのはそのためなのですね。
風邪のせきが夜だけ出る。止める方法は?
副交感神経が働くことがわかりました。それでは、止める方法はというと、
水分とマスク
水分をこまめに、少しずつでかまいませんので、喉をうるおしてください。温度は常温がいいですね。
急に冷たい水などを飲むと咳き込む原因になります。
水分をとったら、その水分を蒸発させないように、マスクです。大きめのマスクを使用しましょう。
頭を高くして・横向きも…
仰向けで寝ることで鼻水や痰が気道に流れて入ってしまい咳の原因になっていることが考えられます。体を起こすと咳がかなり良くなるので、なるべく体を起こしておくというのも方法の1つです。ちょっと寝にくいかもしれませんが、枕やクッションなどを重ねて、頭が高くなるようにしてみてください。
頭が高いと寝ずらい場合は、横向きもいいですね。
部屋の湿度を上げる
気管支には絨毛というものがあり、異物が触れると押し上げようとして咳が出ます。部屋が乾燥した状態だと、目に見えないちりやほこりが多く飛散し絨毛を刺激することから、咳が悪化する恐れがあります。
濡れたタオルを干しておく、加湿器を使うなど、部屋の湿度を40~70%に保つようにしましょう。加湿器がない場合は、濡らしたタオルを近くに干すことで加湿できます。ワンルームの場合は、風呂にお湯をためて部屋に湿気を送ることも有効ですし、コップ1杯の水を枕元に置くだけでも加湿できます。
風邪のせきが夜だけ出る。飲み物は?
大根はちみつ
我が家のオリジナルです。せきが出るのがわかっていれば、作り置きをしていますが、急にこのような状態になったときの作り方をご紹介します。
大根を10センチ位をおろし器でおろします。イメージは赤ちゃんにあげるりんごジュースです。それを大根に替えて、大根おろしをこします。こした汁とお湯とはちみつで目分量ですが、大根はおろしたては辛いので、はちみを多めに入れて、スプーンで3口ぐらい飲みます。
はちみつ一口
それでもだめな場合は、うちの5歳の娘には、蜂蜜をスプーン1杯なめさせました。
その後は、効果があり、ぐっすり眠ってくれました。
蜂蜜には、殺菌・抗炎症作用があります。
*ただし、1歳未満のお子さんの場合ははちみつは与えてはいけません。
まとめ
我が家の応急処置をご紹介しました。今回の場合も病院に行って、処方された後のご紹介となってますので、自己判断なさらずに、一度は病院に受診してください。
それぞれ、民間療法はたくさんあります。自分にあったものを見つけてくださいね。