冷え性を改善するには代謝アップ。入浴方法と入浴剤について
2017/01/14
冬になれば寒いのは当たり前です。長時間外にいると身体は冷えきってしまいます。
部屋に入って暖めてもなかなか暖まらない。特に手足が冷えているように感じる。これが冷え性の始まりです。
冷え性を改善するには代謝アップ
代謝をあげることを考えるのであれば、まずは体温をあげることから考えると良いでしょう。体の熱を上げるためにエネルギーが必要になるから、基礎代謝も自然とアップしてくるというわけです。体温が1℃上がると基礎代謝が12%上がる!といわれています。また脂肪燃焼という言葉のとおり、脂肪がエネルギーとなって燃えることで、脂肪の代謝が促進されやすくなります。
体が冷える原因は
(1)熱を産生する能力が不足している
(2)作った熱を体の末端まで運べずに指先などが冷える
言い換えると「血行不良」とも言えます。動脈硬化などにより毛細血管まで暖かい血液が回らなかったり、外の気温により、毛細血管が縮んでしまい、元に戻らず血行が悪くなり、血液の行き届きにくい、手や足の先に影響がでてきます。運動はもちろんですが、なかなか実行するまでにはいきませんね。では、日々の中で体温を上げるといえば、入浴です。せっかく毎日はいるのですから、使う手はないでしょう。
冷え性を改善する入浴方法
体温が1℃上がると、基礎代謝が12%上がる!
湯を張り入浴することで、胴回りを3~6センチも縮めてしまう程の水圧が、身体中にかかっています。この圧力により足にたまった血液が押し戻され、血液の循環を促進し心臓の働きも高めてくれます。また腹部に水圧がかかることで、呼吸が増え心肺機能が高まります。そして湯で温められた身体は、血液の循環を良くし、新陳代謝を活発にし、体内の老廃物や疲労物質を取り除いてくれます。
肩コリなどがほぐれるのは、この温熱効果のおかげなのです。熱いのは苦手という方は、半身浴がオススメです。38度~40度のお湯にみぞおちから下の部分だけをつけ、20分~30分程度つかる入浴法です。下半身で温められた血液が全身をめぐり、カラダの内側から暖めていきます。上半身が汗ばんでくる位が目安になります。長時間つかることになりますので、まず、入浴前に水分を補給し、入浴しながら水分補給をしてください。じわじわと汗が出て来ますよ。
水分補給するにもたくさんの水の種類があります。こちらも参考にしてください。
冷え性を改善する入浴剤
せっかく入浴するのですから、少しはリラックスして時間を過ごしたいですね。冷え性を改善するには、やっぱり炭酸ガス系入浴剤です。主成分が炭酸水素ナトリウムなどで、コハク酸やリンゴ酸などを組み合わせて作られています。全身の新陳代謝を促進する作用が強いのが特徴で、皮膚表面だけではなく体の内部まで温感を浸透させる働きを持ちます。このは働きは、炭酸ガスがお湯に溶けると効率よく皮膚から吸収することができるので、筋肉をとりこむ血管をダイレクトに拡張するからです。そして血流が良くなるので冷え性にみられる毛細血管のつまりも改善され、血流量が伴って増加します。つまり、お湯の温度が次第に体へ浸透していくのではなく、入浴剤が血管そのものに働きかけることで温浴効果が高まっていることがわかります。
まとめ
冷え性は、毎日入浴を継続することで改善されていきます。
入浴剤には、バスタブとの相性がありますので、使用方法をよく読んでから使ってください。